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そめたろのつぶやき

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お客様と引染研修会 その3 完結編

さてさて、続きです。午前中は予行演習みたいな感じで進めていた引染研修。
お昼ごはんでパワー復活、刷毛(はけ)や染料、染場の寒さに少し慣れてから
とうとう本番、H社様の暖簾の染めをはじめます。
あらかじめ、生地に糊置きを済ませてあり、ちゃんと貼り木にかかった生地を
みなでグルリと取り囲みます。
地色はエンジ、一部黒が入ります。
さし
まずは細かいところを細い目の刷毛で染めていきます。
生地は張り木に取り付けられ例によって宙吊になっていますから
皆で染料を生地にこするように染めると実にゆらゆら揺れるのです。
「こら!揺らすな!」と怒ってもダメです!
そんなときには、刷毛を持っている手の小指で生地を押さえながら
染めるんですが、そんな小技も「ふーん、なるほど。」なのです。
さし3

この細かいところの色を染めることを「さし」といいます。
ま、色を指すのですよね。実に神経を使います。
小さいバケツから大きいバケツに持ち替えて
今度は、地色を染めます。こちらもムラになってはとても不恰好な
ものになります。
何と言っても「暖簾はお店の顔」ですからね!

さし2

うまく出来たかな?
白いところがまったく見えなくなるまで
きちんと染めたら出来上がり。
ご苦労様でした!
完成しました

今回、使用した染料は反応性染料。
アルカリショックで色を固着して水洗余分な染料と糊を落とし
乾燥させれば出来上がり。
今回の暖簾の縫製はH社様でしてくださることになりました。
Hのれん

後日お邪魔して、暖簾をかけてくださっていたのを撮影しました。

今思い出しても、本当に最後までニコニコの楽しい研修でした。
この便利な時代でも、やっぱり人と人、顔を合わせて
同じ空気を感じ、ともに何かをするというのはとても貴重で
価値のあることだなぁと実感します。
普段はお客さまと下請けという関係なのに、ともにモノヅクリを体験すると
社会的な関係性を飛び越えて、普通に人と人が時間を共有できて
面白いことを共感できることが素晴らしいことなんやと思えます。
その後、H社様とも今まで以上に親和感を感じるのは不思議では
ないですね。とても嬉しいことです。本当にご縁に感謝し、
今後ともこのご縁をともに大切にしていきたいと思います。
ありがとうございました。

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お客様と引染研修会! その2

引染研修2
さて、無地染での練習をしたら今度はあらかじめ、前日に用意された
糊を置いた生地に刷毛(はけ)で染の実習、続いて糊おきにも挑戦です。
(実はお客さまの家紋をあらかじめ伺い、それを各人に染めて
いただいて仕上がったら各自楽しんでいただこうという趣向なのです。)

刷毛に染料を含ませて、たっぷり生地の上にこすりつけていくと
白い生地が染料に染まっていきます。その様子は見ていても
やってみても大変楽しいのですが、
「糊をおく」というのも意外に難しくてしかも、楽しいのです。
当社の場合、活性炭の入った黒い糊を使用します。一見、白い生地に
黒糊なので、そこがそんな風に染まるのか?と思われますが、実は
この糊は防染(ぼうせん)糊といってこの糊が固まって生地の上に
あるところは染まりません。つまり仕上がったら黒い糊のところは
白抜きになります。
糊おき
当社の場合、「型糊引染」とこの工法を言いますが、型糊=型を使った糊置きとは
枠に目のあらい紗を張ったスクリーンに型紙を貼って型枠を用意し
生地の上にセットしてその型枠に糊をのせ、しごいてやると
型紙の隙間から紗を通して生地に形を持った糊をつけることができます。
これを「糊おき」と呼びます。

糊おき2
意外とこの糊は硬いのですが、均等に糊を置かないと
糊層の薄いところは染料が越してきたりして白抜き部分の汚れの
原因になります。また、不均衡な糊置きは
白抜き部分の絵際の悪さの原因にもなります。
このへらの捌きが難しい・・・

そんな「むむむ」や「うふふ」を体験しながら
そろそろお腹も空いて来ます。正午過ぎ、一同近くの中華料理店へ。
昼食
普段、染の現場の社員さんにしても営業メインの社員さんにしても
お客様と一緒に食事の体験など、ほぼ皆無に等しいのですが、
一緒にものつくりを体験した仲間的な和やかな空気になっていて
本当に楽しくおいしくお昼をいただきました!

ばっちりパワー回復、さて後半は山場のH社様のお店用のれんに挑戦です!


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お客様と引染研修会! その1

大変大変ご無沙汰してしまいました!
だいたい、当社において冬の間は仕事が少ないので
とっても暇にしているのが普通なんですが、
やっぱり社長を継いでから、いろいろと用事が増えたせい?
おかげさまで、例年に比べると一月はなんだか忙しくできました。
そんなわけで、あれよあれよと言う間にもう明日で2月も終わりに
なります。
前のブログを見て「あちゃ、お正月でございますかぁ」
・・・やっぱりマメに書かなくては!でございます。

まだまだ春は遠い感じですが、今日の京都はとても暖かかったです。
ダウンもコートもいらない・・ありがたーい暖かさ。
私の暮らす銀閣寺周辺はいつも観光客が一杯ですが
今日は皆さん平均的にのんびり闊歩されていました。

さてさて。
今日は少し前、当社で行ったお得意先さまとの「引染研修会」の
模様です。
引染研修4
みなさんには、当社のそめたろ帆前掛けを着用していただき、
寒い引染場ではありますが、ようこそ、ようこそ。
当社から営業担当、工場長、会長に引染担当の二人に
お客様のH社様からは6名の方がお越しくださいました。
自己紹介もそこそこに早速、生地を貼り木につけて、
染め場に備え付けの柱と柱の間に
中吊りにしたり、刷毛等、道具の説明もしながら、はじめは
無地染めの特訓から。
まずは先生のうちの一人、当社の引染担当から、
レクチャーをうけます。
皆さん「ほ?っ」

約3?4m位の太天竺(フトテンジク:10番天竺ともいいます)
引染研修3
簡単に見えてなかなかムラにならないようにきれいに染めるのは以外と難しいのです。

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インクジェットプリントあれこれ

今週に入り、秋を感じる朝晩が多くなったと実感する京都市内ですが
今日は珍しく、まとまった雨が降りました。

今年の夏は特に雨が少なかったように思います。
でも、京都の夏の湿気は、それはそれは恐ろしいものでした。
少し涼しくなってホッとします。

今年、五月にパソコンの組立研修会を開催したことは
このブログでもご紹介しましたが、
今度はインクジェットならびにインクジェットプリンターに
まつわる歴史とその特性に
ついて、社内で勉強会を開催しました。
インク3

講師にお招きしたのは、K社のZさん。

Zさんは早くからCCM(コンピューター・カラー・マッチング)の開発・販売に
従事されていたこともあり、色と染色についてはぴか一の知識をお持ちです。
そのZさんに今回は光栄にも当社で講演をしていただきました。

インク1

私たちの会社にとって、最新の昇華転写捺染の技術。

それはここ10年のインクジェットプリンターの目覚しい発展が
あって初めて実現したものです。

もともと、紙の印刷技術の最高峰としてあったものが
たったの10年でこの繊維業界に
インクジェット染色旋風を巻き起こしているのです。

ご存知ない方も多いかもしれません。
この染色業界で昇華性染料の歴史は以外と古いのですが
このインクジェットという新しいシステムによって
再度返り咲いたというべき染料なのです。

このインクジェットの原理と基礎 歴史と現状の認識、知識を
しっかり持っておかなければ!
そう思ったのが、今回の勉強会のキッカケでした。

そして、この狭い印染業界の
旗 幕 のれん・・

そればっかりでは染物全体が見えてきません。
(アパレルも含む)染色業界・繊維業界では、
一体今何が起こっていて
どうゆう方向へ向かっているのか?

そういったことも社員とともに勉強したかったのです。

この染織業界において
インクジェットプリンターによる染色は
大変目覚しいものがあります。
聞くところによると
イタリアの染色で有名なコモ地区では
すべての染工場でインクジェット染色に変っていきつつあり
全世界の染色はインクジェットによる生産率が
恐ろしく急速に伸びているとききます。

水の使用を最小限にして
ますます環境に配慮しつつ
うつくしい染物
楽しい染物を世に送り出していく。

また機械を導入すればいいというものではなく
そこにもまた色合わせの達人やきれいな染物を
生み出す職人、技術者がおり
どっしりとした染色の伝統の中に息づく染物作りは
新しい技術を駆使してまだまだ息づいているとも
聞きます。
インク2

つい先日なにげにつけていたテレビに、京料理の板前さんが出演されていて
耳に飛び込んできた言葉がありました。

京都という土地には、いつも新しい何かを求める気風がある。
伝統とは決して古いものを守ることだけではなく、常に革新を続けることだというのです。


これ、職人魂だなぁと
思います。

西田惣染工場は
「どこで作っても同じもの」
ではなく
西田惣にしか出来ない染物と付加価値の創造を
目指し、「本染」という、
水を使って染料本来の馬力ある色や風合いのよさを、
染の歴史と共に大切にしていきながら、

新しい技術や商品開発にもワクワクしながら
挑戦し続けていきます。

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ひさーしぶりの社員交流会

レクレーション1
当社には社員の会があります。
その名を思至の会(ししのかい)と言います。
大変いい名前で気に入ってますが、去年、おととしあたり
ほぼ休眠しており、社員間の交流が活発に出来ていたか?
というと実は静かなものでした。
でも、今年は違います。
4月以降新しい仲間が増えたのをきっかけに
レクリエーションに六甲山のカンツリーハウスに
出かけてきました。これが実に楽しかったのです。
BBQ、魚釣り、アスレチック等
高原のきれいな空気の中でバッチリ遊んできました。
レクレーション2
のんびりした雰囲気の社風にのんびりしたレクレーション。
獲物はちゃんとかかりました。
さかな
「行ってよかったね」
「楽しかったね」
みんなで言える思い出があると
会社の雰囲気を和やかにするビッグな獲物がかかります。
その後、別の機会に新入社員の歓迎会もあり
ますます和やかな西田惣です。
幹事さんありがとうね。


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